法人携帯の選び方と通信費の見直し方【2026年最新】|ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルの法人プラン料金とBYODの注意点

社員が増えると、スマホの通信費は会社の固定費の中で無視できない金額になります。「とりあえず全員同じプラン」「私用スマホで仕事をしてもらっている」という会社も多いのではないでしょうか。
本記事では、主要キャリアの法人向け料金プランを公式サイトの情報で比較し、法人携帯の選び方、BYODの注意点、通信費を見直す手順を解説します。
この記事でわかること
- 法人携帯とBYOD(私用端末の業務利用)の違い
- ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルの法人プラン料金
- 割引の条件と、サブブランドの法人利用
- 法人携帯の選び方の5つのポイント
- 通信費を見直す6つの手順
この記事の結論
法人携帯は、請求の一括管理、通話料の経費処理、紛失時の端末管理ができる点で、私用スマホの業務利用(BYOD)より管理しやすい方法です。法人プランの「〜円」の最安値は複数の割引を適用した金額であることが多いため、自社の回線数で使える割引を確認し、社員ごとの通話・データ使用量に合わせてプランを分けると通信費を下げられます。
目次
1.法人携帯とは|個人契約・BYODとの違い
法人携帯は、会社名義で契約し、社員に業務用として貸し出すスマートフォン・携帯電話です。社員の私用スマホを業務に使うBYOD(Bring Your Own Device)と比べて、費用の管理やセキュリティの面でメリットがあります。
| 方式 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| 法人携帯(会社名義) | 請求を一括で管理できる、通話料などをそのまま経費にできる、紛失時の遠隔ロックなど端末を管理できる、退職時に番号・データを会社に残せる | 端末代・月額料金を会社が負担する |
| BYOD(私用端末の業務利用) | 端末代がかからない、社員が端末を2台持たなくてよい | 業務分の通話料・通信料の精算が必要、セキュリティの管理が難しい、退職時に顧客の連絡先が残る |
1 - 1.BYODの経費精算とセキュリティの注意点
- 通話料:通話明細で業務分と確認できる通話料を会社が負担しても、給与として課税されません(国税庁「在宅勤務に係る費用負担等に関するFAQ」)
- 基本料金・データ通信料:業務で使った分を合理的に計算して精算する必要があります
- セキュリティ:総務省の「テレワークセキュリティガイドライン」は、私用端末は端末内にデータを保存できることやウイルス対策ソフトの導入を強制できないことから、十分な管理が難しいとし、リスクを評価したうえでBYODを認めるかどうかを決めるよう求めています
顧客情報を扱う営業職や、社員数が増えてきた会社では、法人携帯に切り替えるほうが管理しやすくなります。
2.【比較表】主要キャリアの法人向け料金プラン(2026年11月時点)
| キャリア | 主なプラン | 月額(公式サイトの表示) | 通話 |
|---|---|---|---|
| ドコモ(NTTドコモビジネス) | ドコモBiz データ無制限 | 1GBまで5,313円/3GBまで6,413円/無制限8,063円(税込・割引前) | 30秒22円(税込)。かけ放題オプションあり |
| ドコモBiz かけ放題 | 2GB 3,553円(税込・国内通話かけ放題込み) | 国内かけ放題 | |
| ドコモ mini | 4GB 2,750円/10GB 3,850円(税込・割引前) | 30秒22円(税込) | |
| au(KDDI) | auバリューリンクプラン/使い放題MAX+/スマホミニプラン+ | 5,698円〜/5,478円〜/2,618円〜 | 30秒22円 |
| ソフトバンク | テイガク無制限 | 7,280円〜(2026年7月に料金改定) | 定額オプション+ 1,980円(税込) |
| 楽天モバイル | Rakuten最強プラン ビジネス | 3GB 2,178円/5GB 2,618円/30GB 3,058円/無制限3,278円(税込) | Rakuten Link Officeアプリで国内通話無料(アプリを使わない場合は30秒22円) |
※2026年11月3日時点で各社の公式サイトに掲載されている情報です。au・ソフトバンクは、税込・税抜の別や割引の条件を公式サイトで確認してください。ドコモは2026年12月1日に「ドコモ mini2」(6GB 3,278円/12GB 4,598円、税込)の受付を始め、ドコモ miniの新規受付は11月30日で終了します。
2 - 1.割引の条件に注意
法人プランの「〜円」の最安値は、複数回線の割引、長期利用の割引、光回線とのセット割など、すべての割引を適用した場合の金額であることが多いです。たとえばドコモBiz データ無制限は、すべての割引を適用すると税込2,123円からですが、割引前は8,063円です。自社の回線数や光回線の契約状況で、どの割引が使えるかを確認しましょう。
2 - 2.サブブランドは法人で使える?
- ahamo:法人名義では契約できません(公式FAQ)
- UQ mobile:法人契約ができます(KDDIの法人向けページに記載)
- ワイモバイル:法人向けプランがあります
- 楽天モバイル:法人向けに「Rakuten最強プラン ビジネス」があります
3.法人携帯の選び方|5つのポイント
- 社員ごとのデータ使用量:営業職はデータ無制限、内勤は小容量など、社員ごとにプランを分けると無駄がない
- 通話の多さ:電話をよくかける社員には、かけ放題プランやオプションが割安
- 回線数と割引:複数回線の割引、光回線とのセット割が使えるか
- 端末管理(MDM)とセキュリティ:紛失時の遠隔ロック・データ消去、アプリの制限ができるか
- サポートと請求:法人専用の窓口、部署ごとの請求書の分割、通話明細の分け方
4.通信費を見直す手順
- 今の契約を洗い出す(回線数、プラン、端末の分割払いの残り、オプション)
- 社員ごとの通話時間・データ使用量を確認する(直近3〜6か月の明細)
- 使っていない回線・オプションを解約する
- 使用量に合ったプランに変える、割引の条件を見直す
- 複数のキャリアや法人携帯の販売代理店から見積もりを取る
- 光回線・固定電話・インターネットもあわせて見直す
回線数が多い会社は、通信費の見直しを専門に行うサービスに相談する方法もあります。見直しの対象を一覧にし、解約金や端末の残債がいくらかかるかも含めて比べましょう。
5.法人携帯・通信費の見直しを相談できるサービス(ビズリサーチ掲載中)
ビズリサーチには、法人携帯や通信費の見直しサービスを販売する代理店の募集が掲載されています。どんなサービスがあるかを知る参考にしてください。
| サービス | 内容 |
|---|---|
| SoftBank法人携帯 | 月間3,000台超の実績がある法人携帯の販売 |
| ソフトバンク法人携帯 | 法人携帯の紹介・販売 |
| 通信料削減サービス | 利用状況に合わせた通信料の削減提案 |
※掲載内容はサービスを販売する代理店の募集です。サービスの利用を検討する場合は、各社の公式サイトで内容・料金を確認してください。
法人のお客様を持つ会社にとって、法人携帯や通信費の見直しは既存のお客様に提案しやすく、継続報酬(ストック)になりやすい商材です。
6.まとめ|社員ごとの使い方に合わせてプランを分け、割引の条件を確認
法人携帯は、請求の一括管理、通話料の経費処理、紛失時の端末管理ができる点で、BYODよりも管理しやすい方法です。ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルの法人プランは、「〜円」の最安値が複数の割引を適用した金額であることが多いため、自社の回線数で使える割引を確認しましょう。社員ごとの通話・データ使用量に合わせてプランを分け、使っていない回線・オプションを解約するだけでも通信費は下がります。
※本記事は2026年11月3日時点の情報をもとに作成しています。
■ 参考資料・出典
7 - 1.法人携帯と個人契約のスマホの違いは何ですか?
法人携帯は会社名義で契約し、請求を一括で管理できます。通話料などをそのまま経費にでき、紛失時の遠隔ロックなど端末の管理もしやすくなります。退職時に電話番号やデータを会社に残せるのもメリットです。
7 - 2.法人携帯の料金はいくらですか?
2026年11月時点の公式サイトでは、楽天モバイルのRakuten最強プラン ビジネスが3GB 2,178円〜(税込)、ドコモのドコモ miniが4GB 2,750円(税込・割引前)などです。データ無制限はドコモBizで8,063円(税込・割引前)で、複数の割引を適用すると下がります。