フランチャイズ加盟金・開業資金の実態調査2026|募集中390チェーンを業種別に分析

フランチャイズの加盟金や開業資金は、いくらくらいが一般的なのでしょうか。業種によってどれくらい違うのでしょうか。ビズリサーチ編集部は、現在加盟店を募集している390チェーンの募集条件を調査し、加盟金・開業資金・ロイヤリティの実態を分析しました。
調査の結果、加盟金の中央値は150万円、開業資金は約半数が300万円以下である一方、1,000万円を超えるチェーンも1割強あることが分かりました。業種別の傾向とあわせて紹介します。
この記事でわかること
- 加盟金・開業資金の分布と中央値
- 業種別の加盟金・開業資金の違い
- ロイヤリティ方式(売上歩合・定額制)の内訳
- 加盟金0円・ロイヤリティなしのチェーンの傾向
- 条件の公開状況と、加盟前に確認したいこと
この記事の結論
ビズリサーチ編集部が現在加盟店を募集しているフランチャイズ390チェーンを調査したところ、加盟金の中央値は150万円(平均約176万円)で、約33%が100万円以下でした。開業資金は300万円以下が約52%、1,000万円超が約13%です。業種別では外食が高く、住まいのサービスは加盟金77万円・開業資金約160万円が中心です。ロイヤリティは売上歩合が約43%、定額制が約34%で、売上歩合の中央値は売上の5%でした。加盟金を公開しているチェーンは約6割にとどまるため、資料を取り寄せて総額で比べることが重要です。
目次
- 調査概要
- 調査結果のポイント
- 加盟金の分布|中央値は150万円、約3分の1が100万円以下
- 開業資金の分布|約半数が300万円以下、1,000万円超は1割強
- 業種別の加盟金・開業資金
- ロイヤリティの方式|売上歩合が最多、住まいのサービスは定額制が主流
- 加盟金0円・ロイヤリティなしのチェーン
- 条件の公開状況|加盟金を公開しているのは約6割
- 加盟前に確認したいこと
- 調査データの引用について
- フランチャイズ加盟金・開業資金の実態調査に関するよくある質問(FAQ)
- フランチャイズの加盟金の相場はいくらですか?
- 開業資金はどのくらい必要ですか?
- 業種によって費用はどれくらい違いますか?
- ロイヤリティはどの方式が多いですか?
- 加盟金0円のフランチャイズはありますか?
- この調査データを引用できますか?
- まとめ|フランチャイズの費用は「業種」と「総額」で比べる
1.調査概要
| 調査名 | フランチャイズ加盟金・開業資金の実態調査2026 |
|---|---|
| 調査主体 | ビズリサーチ編集部(株式会社FTJ) |
| 調査日 | 2026年10月13日〜15日 |
| 対象 | 現在フランチャイズ加盟店を募集している390チェーン(10業種グループ) |
| 方法 | 各チェーン(FC本部)の公式サイト(公式FC募集ページ・IR・法定開示書面など)を優先して確認し、ビズリサーチおよびフランチャイズ募集サイト(アントレ、フランチャイズの窓口など)の掲載情報(掲載企業が確認した内容)で補完 |
| 集計の考え方 | 平均値・中央値は、各項目の数値を公開しているチェーンのみで算出 |
調査対象の全チェーンの条件は「フランチャイズ一覧【2026年10月版】」で公開しています。
※掲載終了や条件変更の可能性があるため、最新の条件は各本部の資料でご確認ください。
2.調査結果のポイント
- 加盟金の中央値は150万円(平均約176万円、公開247チェーン)。0円のチェーンも30あり、全体の約33%が100万円以下だった。
- 開業資金は約半数が300万円以下。一方で、1,000万円を超えるチェーンも約13%あった。
- 業種で大きな差。麺・丼や焼肉・居酒屋などの外食は加盟金の中央値が200万〜300万円、開業資金は1,000万円以上。住まいのサービスは加盟金77万円・開業資金約160万円が中心。
- ロイヤリティは売上歩合が最多(約43%)、定額が約34%。売上歩合の中央値は売上の5%。住まいのサービスでは定額制が主流だった。
- 加盟金を公開しているのは約6割(63%)。大手チェーンほど「資料請求・説明会で開示」とする傾向がある。
3.加盟金の分布|中央値は150万円、約3分の1が100万円以下
加盟金を公開している247チェーンの分布です。中央値は150万円、平均は約176万円でした。
最も多いのは101〜200万円の帯(80チェーン)です。0円と100万円以下を合わせると81チェーン(約33%)で、加盟金を抑えた募集も珍しくありません。一方で、加盟金が低いチェーンは研修費や開業サポート費、月々の費用が別にかかる場合があるため、総額で比べることが大切です。
4.開業資金の分布|約半数が300万円以下、1,000万円超は1割強
開業資金の目安を公開している262チェーンの分布です(多くは物件取得費を含まない本部提示の目安。アントレ掲載分は「契約時に支払う費用」)。
300万円以下が137チェーン(約52%)を占める一方、1,000万円を超えるチェーンも35(約13%)ありました。店舗や設備が不要なサービス業と、店舗型の外食・小売とで、必要な資金が大きく異なることが分かります。
5.業種別の加盟金・開業資金
| 業種グループ | チェーン数 | 加盟金 中央値(公開数) | 開業資金 中央値(公開数) |
|---|---|---|---|
| 外食(麺・丼・定食・カレー) | 25 | 200万円(16) | 1,130万円(9) |
| 外食(焼肉・居酒屋・寿司・レストラン) | 39 | 300万円(27) | 1,500万円(27) |
| 外食(カフェ・スイーツ・テイクアウト) | 41 | 192.5万円(22) | 289万円(24) |
| 小売(コンビニ・専門店) | 22 | 110万円(13) | 210万円(15) |
| 買取・リユース・自動車 | 39 | 200万円(22) | 275万円(21) |
| 教育・スクール | 38 | 115万円(26) | 305.3万円(25) |
| 介護・福祉・医療 | 48 | 214.5万円(40) | 387.5万円(42) |
| 美容・健康・フィットネス | 55 | 110万円(33) | 280.7万円(36) |
| 住まい・暮らしのサービス | 49 | 77万円(33) | 159.5万円(45) |
| 無人店舗・その他サービス | 34 | 132万円(15) | 235万円(18) |
| 全体 | 390 | 150万円(247) | 約294万円(262) |
麺・丼や焼肉・居酒屋などの外食は加盟金・開業資金ともに高い業種です。特に開業資金は、条件を公開している大型店(ロードサイドの大手チェーンなど)が多いため、中央値が1,000万円を超えています。カフェ・スイーツ・テイクアウトは小型店や催事出店型のチェーンが多く、開業資金の中央値は289万円でした。一方、住まいのサービスは加盟金77万円・開業資金約160万円が中心で、店舗を持たずに始められるチェーンが多いのが特徴です。
※公開数が10未満の業種は、少数のチェーンで値が大きく変わるため参考値です。
6.ロイヤリティの方式|売上歩合が最多、住まいのサービスは定額制が主流
ロイヤリティの方式を公開している271チェーンの内訳です。
売上歩合のチェーンでは中央値が売上の5%(平均約7.3%)、定額制では中央値が月約5.5万円(平均約9.7万円)でした。業種別にみると、住まい・暮らしのサービスでは方式を公開している38チェーンのうち27が定額制、介護・福祉・医療では42チェーンのうち28が売上歩合でした。
売上歩合は売上が少ない時期の負担が軽く、定額制は売上が伸びるほど手元に残る割合が増えます。自社の売上計画に合う方式かどうかを確認しましょう。ロイヤリティ「なし」のチェーンも20あり、仕入れや月会費など別の形で本部に支払うケースもあります。
7.加盟金0円・ロイヤリティなしのチェーン
加盟金0円のチェーンは30、ロイヤリティなしのチェーンは20ありました。業種は無人店舗(コインランドリー・トランクルーム)、訪問マッサージ、教室、住宅関連サービスなど幅広く、
- 開業支援型(フランチャイズ契約ではなく、開業までを支援する形)
- 機材・システム・仕入れの販売で本部が収益を得る形
- 初期費用や研修費の中に加盟金相当が含まれる形
など、仕組みはさまざまです。加盟金0円でも開業資金の総額や月々の費用は必ずかかるため、総額で比較しましょう。
8.条件の公開状況|加盟金を公開しているのは約6割
390チェーンのうち、加盟金を確認できたのは247(約63%)、開業資金は262(約67%)、ロイヤリティの方式は271(約69%)でした。何らかの数値を確認できたのは333チェーン(約85%)です。なお、フランチャイズ募集サイトに掲載中のチェーンは条件を公開していることが多いため、公式サイトのみで募集しているチェーンに限ると公開率はさらに下がります。
大手チェーンほど、公式サイトでは条件を公開せず「資料請求・説明会で開示」とする傾向がありました。比較の第一歩として、気になる本部から複数の資料を取り寄せ、同じ項目で並べて比べることが欠かせません。
9.加盟前に確認したいこと
- 総額で比べる:加盟金だけでなく、保証金・研修費・内装・設備・物件取得費・運転資金まで含める
- 毎月の支払いを比べる:ロイヤリティの方式と料率、広告分担金やシステム利用料
- 収益モデルの根拠を確認する:類似した立地の既存店の実績かどうか
- 法定開示書面を受け取る:小売・飲食などでは契約前の書面交付と説明が義務づけられている
探し方と比べ方は「フランチャイズの探し方」、費用の考え方は「フランチャイズの加盟金・ロイヤリティ相場」で解説しています。
10.調査データの引用について
本調査の結果は、出典を明記いただければ自由に引用いただけます。引用の際は「出典:ビズリサーチ『フランチャイズ加盟金・開業資金の実態調査2026』」と記載し、このページへのリンクを設置してください。
11 - 1.フランチャイズの加盟金の相場はいくらですか?
募集中390チェーンのうち加盟金を公開している247チェーンでは、中央値が150万円、平均が約176万円でした。最も多いのは101〜200万円の帯です。
11 - 2.開業資金はどのくらい必要ですか?
開業資金を公開している262チェーンでは、300万円以下が約52%、1,000万円超が約13%でした。店舗不要のサービス業と、店舗型の外食・小売とで大きく異なります。
11 - 3.業種によって費用はどれくらい違いますか?
麺・丼や焼肉・居酒屋などの外食は加盟金の中央値が200万〜300万円、開業資金は1,000万円以上でした。住まい・暮らしのサービスは加盟金77万円、開業資金約160万円が中心です。
11 - 4.ロイヤリティはどの方式が多いですか?
方式を公開している271チェーンでは、売上歩合が116(約43%)、定額制が93(約34%)、なしが20でした。売上歩合の中央値は売上の5%、定額制の中央値は月約5.5万円です。
11 - 5.加盟金0円のフランチャイズはありますか?
30チェーンありました。開業支援型や、機材・仕入れの販売で本部が収益を得る形など仕組みはさまざまで、開業資金や月々の費用は別にかかるため総額で比べましょう。
12.まとめ|フランチャイズの費用は「業種」と「総額」で比べる
募集中390チェーンの調査では、加盟金の中央値は150万円、開業資金は約半数が300万円以下でした。外食は高額、住まいのサービスや無人店舗は低資金で始められるチェーンが多く、業種によって必要な資金は大きく異なります。ロイヤリティは売上歩合が最多で、中央値は売上の5%でした。
個別のチェーンの条件は「フランチャイズ一覧【2026年10月版】」で確認できます。ビズリサーチでは、法人・個人事業主向けのフランチャイズ加盟店募集を無料で比較・資料請求できます。
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■ 参照元(調査に使用した情報源)
- 各チェーン(FC本部)の公式サイト(公式FC募集ページ・IR・法定開示書面など)
- ビズリサーチ(掲載企業の入稿情報)
- アントレ
- フランチャイズの窓口
- フランチャイズ比較.net
- フランチャイズWEBリポート
※各媒体の掲載情報は2026年10月13日〜15日に確認しました。掲載終了や条件変更の可能性があるため、最新の条件は各本部の資料でご確認ください。
■ 参考資料・出典