OEMで自社ブランドの商材を持つ方法|仕入れ・在庫なしで始めるOEM商材10選とメリット・注意点【2026年最新】

「自社の商品・サービスを持ちたいが、開発する余裕はない」「既存の顧客に、自社ブランドで新しいサービスを提供したい」――そんな法人に注目されているのが、OEMで自社ブランドの商材を持つ方法です。
本記事では、OEMの仕組みと通常の代理店との違い、法人がOEMで自社商品を持つメリットと注意点、自社ブランド化しやすい商材ジャンルを解説します。あわせて、ビズリサーチ掲載のOEM・自社ブランドで展開できる商材10選と、始め方・価格設定の考え方を紹介します。
この記事の結論
代理店ビジネスにおけるOEMとは、本部が開発・運営するサービスを、自社のサービス名・自社の価格で顧客に提供する仕組みです。開発コストをかけずに自社商品を持てる、価格と利益を自分で設計できる、顧客を自社の顧客として囲い込める、ストック収益を積み上げやすい、既存サービスとセットで売れるといったメリットがあります。ビズリサーチには、AI店舗集客、Googleマップ広告、SNS広告、福利厚生、電気、ウォーターサーバーなど、OEM・自社ブランドで展開できる募集が掲載されています。
この記事でわかること
- OEMとは?通常の代理店との違い
- 法人がOEMで自社ブランドの商材を持つ5つのメリットと注意点
- OEMで自社ブランド化しやすい商材ジャンル
- ビズリサーチ掲載のOEM・自社ブランド商材10選
- OEMの始め方と価格設定の考え方
目次
- OEMとは?自社ブランドで商材を持つ仕組み
- 法人がOEMで自社ブランドの商材を持つ5つのメリット
- OEMのデメリットと注意点
- OEMで自社ブランド化しやすい商材ジャンル
- ビズリサーチ掲載|OEM・自社ブランドで展開できる商材10選
- 集客・広告・AIのOEM
- 1. アツマルAI(OEM)|AI店舗集客ツールを自社ブランドで
- 2. Go-マップ|MEOより上位に表示できるGoogleマップ広告をOEMで
- 3. インスタ広告サブスク|月額制の地域密着型広告を自社サービスに
- 4. ベンチマークターゲティング|競合サイト訪問者への広告を自社サービスとして
- 福利厚生・会員優待のOEM
- 5. CLARiS(福利厚生OEM)|加盟金・システム導入費・構築費0円
- 6. CLARiS(会員優待OEM)|自社の会員向け特典で顧客満足度アップ
- 生活インフラのOEM
- 7. 自社ブランド電気|自社のサービス名で電気を販売
- 8. 自社ブランドウォーターサーバー|大手企業も参入する協業モデル
- 販売価格を自由に設定できるSaaS
- 9. 採用管理システムCRS|販売価格を自由に設定し、月額+応募課金で収益化
- 10. i3Handy|物流現場の業務アプリを自由な価格で
- OEMで自社ブランド商材を始める5ステップ
- OEMの価格設定の考え方
- OEM・自社ブランド商材に関するよくある質問(FAQ)
- まとめ:OEMなら、開発せずに「自社ブランドの商材」を持てる
1.OEMとは?自社ブランドで商材を持つ仕組み
OEM(Original Equipment Manufacturing)とは、もともとは他社ブランドの製品を製造することを指す言葉です。代理店ビジネスでは、本部(提供元)が開発・運営するサービスを、自社のサービス名・自社の価格で顧客に提供する仕組みを「OEM」「ホワイトラベル」と呼ぶことが一般的です。
ひとことで言うと:OEMは「つくらずに、自社ブランドの商品・サービスを持てる」仕組み。開発や運用は本部が担い、自社は販売と顧客との関係づくりに集中できます。
| 項目 | 通常の代理店(取次・販売) | OEM |
|---|---|---|
| サービス名 | 本部のブランドで販売 | 自社のブランドで販売 |
| 販売価格 | 本部が決めた価格 | 自社で自由に設定 |
| 収益 | 販売手数料・継続報酬 | 販売価格と卸価格の差額 |
| 顧客との関係 | 本部の顧客になることが多い | 自社の顧客として関係を築ける |
| 開発・運用 | 本部 | 本部(自社は販売・顧客対応) |
2.法人がOEMで自社ブランドの商材を持つ5つのメリット
- 開発コストをかけずに自社商品を持てる:ゼロから開発すると数百万〜数千万円かかるサービスを、初期費用0円〜で自社商品にできる
- 価格と利益を自分で設計できる:販売価格を自由に決め、差額を利益にできるため、自社の顧客層に合わせた価格戦略がとれる
- 顧客を自社の顧客として囲い込める:自社ブランドで提供するため、顧客との関係が自社に残り、解約防止やクロスセルにつながる
- ストック収益を積み上げやすい:月額課金型のサービスが多く、契約が増えるほど毎月の収益が積み上がる
- 既存サービスとセットで売れる:「Web制作+集客」「電気+会員優待」など、自社の既存サービスと組み合わせて独自のパッケージをつくれる
3.OEMのデメリットと注意点
| 注意点 | 内容 | 対策 |
|---|---|---|
| 販売・顧客対応の責任 | 自社ブランドで提供するため、顧客からの問い合わせ窓口になることが多い | 本部と自社のサポート範囲を事前に決めておく |
| 価格設定の難しさ | 高すぎると売れず、安すぎると利益が出ない | 競合サービスの価格や、自社の顧客層の予算を調べて設定する |
| 本部への依存 | 本部のサービス品質や継続性に左右される | 本部の実績・運用体制・契約条件を確認する |
| 最低契約数・初期費用 | OEMの条件として最低ロット数や費用がかかる場合がある | 資料請求で条件を必ず確認する |
4.OEMで自社ブランド化しやすい商材ジャンル
| ジャンル | 自社ブランドにしやすい理由 | 相性の良い企業 |
|---|---|---|
| 集客・広告(MEO・SNS広告・Googleマップ広告) | 月額課金で、運用を本部に任せられる | Web制作会社、広告代理店、MEO会社 |
| AIツール | 開発不要で「自社のAIサービス」を持てる | Web制作会社、店舗支援会社、IT企業 |
| 福利厚生・会員優待 | 自社の会員・顧客向けの特典として提供できる | 法人営業会社、会員サービス企業 |
| 電気・ウォーターサーバー | 生活インフラを自社ブランドで提供し、顧客接点を強化できる | 通信会社、ガス会社、不動産会社 |
| 業務SaaS | 販売価格を自由に設定し、自社のサービスとして提案できる | IT企業、業界特化のコンサル |
5.ビズリサーチ掲載|OEM・自社ブランドで展開できる商材10選
ビズリサーチに掲載中の募集から、OEM・自社ブランドでの展開や販売価格の自由設定ができる商材を10件紹介します。
| 商材 | ジャンル | 収益の仕組み |
|---|---|---|
| アツマルAI(OEM) | AI店舗集客 | 販売価格と卸価格の差額(月額) |
| Go-マップ | Googleマップ広告 | サービス名・価格を自由に設定、初期+月額 |
| インスタ広告サブスク | SNS広告 | 月額35,000円〜のサブスク |
| ベンチマークターゲティング | Web広告 | 販売名・サービス名を変更可能 |
| CLARiS(OEM) | 福利厚生 | 売価と提供価格の差額 |
| CLARiS(会員優待OEM) | 会員優待 | 利用ID数に応じたストック |
| 自社ブランド電気 | 電気 | ランニング型の報酬 |
| 自社ブランドウォーターサーバー | ウォーターサーバー | 提携内容に応じて個別設定 |
| 採用管理システムCRS | 採用SaaS | 販売価格を自由に設定、月額+応募課金 |
| i3Handy | 物流SaaS | 販売価格を自由に設定、1台あたり最大49.3万円の利益目安 |
5 - 2.1. アツマルAI(OEM)|AI店舗集客ツールを自社ブランドで
Googleビジネスプロフィール・SNS・口コミ対応・AI検索対策をまとめて効率化するAI店舗集客ツールを、自社ブランドで展開できます。販売価格は自由に設定でき、たとえば卸価格8,000円/月を30,000円/月で販売すると1アカウントあたり月22,000円の差額がストック収益になります(募集ページ記載の例)。「Web制作+AI店舗集客」など、既存サービスと組み合わせたパッケージにできます。
| 募集企業 | 株式会社SYPHER CREATION |
|---|---|
| 契約タイプ | 代理店 |
| 募集対象 | 個人事業主・法人どちらも |
| 募集エリア | 全国 |
| 収益 | 販売価格と卸価格の差額(月額) |
5 - 3.2. Go-マップ|MEOより上位に表示できるGoogleマップ広告をOEMで
Googleマップの検索結果で、MEO対策をした店舗より上位に表示できる広告です。サービス名・販売価格を自由に設定でき、広告運用はGoogle認定資格者が担当します。初期費用と月額課金によるストック型の収益を構築でき、MEO代理店・店舗支援会社と好相性です。
| 募集企業 | Go-on株式会社 |
|---|---|
| 契約タイプ | 代理店 |
| 募集対象 | 法人 |
| 募集エリア | 全国 |
| 初期費用 | 一切不要 |
5 - 4.3. インスタ広告サブスク|月額制の地域密着型広告を自社サービスに
お店の半径1kmのInstagramユーザーに宣伝する地域密着型のインスタ広告です。OEMでサービス名と販売価格を自由に設定でき、広告バナー制作から配信設定まで本部に任せられます。累計2,000社以上の導入実績があります。
| 募集企業 | Go-on株式会社(ゴオン) |
|---|---|
| 契約タイプ | 代理店 |
| 募集対象 | 法人 |
| 初期費用 | なし |
5 - 5.4. ベンチマークターゲティング|競合サイト訪問者への広告を自社サービスとして
競合他社のホームページを訪れたユーザーに、Googleのバナー広告でアプローチできるWeb広告です。販売名・サービス名を変更でき、自社サービスとして販売可能。地方のMEO代理店が歯科医院に提案し、提案初日に初受注した事例があります。
| 募集企業 | Go-on株式会社 |
|---|---|
| 契約タイプ | 代理店 |
| 募集対象 | 法人 |
| 募集エリア | 全国 |
| 初期費用 | かかりません |
5 - 7.5. CLARiS(福利厚生OEM)|加盟金・システム導入費・構築費0円
掲載施設約22万件の福利厚生サービスを、加盟金・システム導入費・サービス構築費0円で自社ブランドとして展開できるOEMモデルです。価格・無料期間・契約条件を自由に設計でき、法人営業を行う企業が既存顧客へのクロスセルで新たなストック収益を構築した事例があります。
| 募集企業 | 株式会社クラリス |
|---|---|
| 契約タイプ | 代理店・紹介店 |
| 募集対象 | 個人事業主・法人どちらも |
| 募集エリア | 全国 |
| 初期費用 | 0円 |
5 - 8.6. CLARiS(会員優待OEM)|自社の会員向け特典で顧客満足度アップ
飲食・宿泊・レジャー・ショッピング・美容など幅広い優待を、自社ブランドの会員優待サービスとして提供できます。会員サービスを展開する企業が既存会員向けの特典として導入し、顧客満足度の向上と継続収益モデルを実現した事例があります。利用ID数に応じて収益が積み上がるストック型です。
| 募集企業 | 株式会社クラリス |
|---|---|
| 契約タイプ | 代理店・紹介店 |
| 募集対象 | 個人事業主・法人どちらも |
| 募集エリア | 全国 |
| 初期費用 | 加盟金・システム導入費0円 |
5 - 10.7. 自社ブランド電気|自社のサービス名で電気を販売
パートナー企業が自社のサービス名をつけて電気サービスを展開できるOEM・ホワイトラベル型の電力商材です。既存顧客との接点強化や解約防止に活用でき、ランニング型の報酬で継続収益化を目指せます。
| 募集企業 | エバーグリーン・リテイリング株式会社 |
|---|---|
| 契約タイプ | 代理店・業務委託・紹介店 |
| 募集対象 | 法人 |
| 募集エリア | 全国 |
| 初期費用 | システム登録料30,000円(税抜)のみ |
5 - 11.8. 自社ブランドウォーターサーバー|大手企業も参入する協業モデル
ウォーターサーバーシェアNo.1のプレミアムウォーターの供給・運営基盤を活用し、自社の顧客・会員・店舗網と組み合わせた新サービスをつくれる協業モデルです。累計200社以上と提携し、2026年7月には日本航空と共同で「JALウォーター」を開始しています。
| 募集企業 | プレミアムウォーター株式会社 |
|---|---|
| 契約タイプ | 代理店 |
| 募集対象 | 法人 |
| 募集エリア | 全国 |
| 収益 | 提携内容に応じて個別に設定 |
5 - 13.9. 採用管理システムCRS|販売価格を自由に設定し、月額+応募課金で収益化
採用サイト構築から応募者管理・定着支援まで一気通貫で支援するクラウドサービスで、累計導入8,000社を突破しています。販売価格は自由に設定でき、月額課金のストックと応募課金の差益の2軸で収益化。元求人広告代理店が3か月目に月額収益40万円を超えた事例があります。
| 募集企業 | 株式会社採用戦略研究所 |
|---|---|
| 契約タイプ | 代理店 |
| 募集対象 | 個人事業主・法人どちらも |
| 募集エリア | 全国 |
| 収益 | 月額継続課金+応募課金の販売差益 |
5 - 14.10. i3Handy|物流現場の業務アプリを自由な価格で
学研ロジスティクスが開発した倉庫・物流現場向けのハンディ業務支援アプリです。販売価格は自由に設定でき、卸価格との差額が利益に。アプリライセンス1台あたり最大48万円、保守費や周辺機器を含めて1台あたり合計49.3万円の利益目安のモデルが示されています。
| 募集企業 | 株式会社学研ロジスティクス |
|---|---|
| 契約タイプ | 代理店・紹介店 |
| 募集対象 | 個人事業主・法人どちらも |
| 募集エリア | 全国 |
| 初期費用 | 不要 |
6.OEMで自社ブランド商材を始める5ステップ
- 自社の顧客と既存サービスを整理する:誰に、何と組み合わせて売るかを決める
- OEM商材を選ぶ:顧客の課題に合い、自社の既存サービスと組み合わせやすい商材を選ぶ
- 価格とサービス名を設計する:競合価格・顧客の予算・卸価格から販売価格を決め、自社らしいサービス名をつける
- サポート体制を決める:問い合わせ窓口、導入支援、トラブル対応を本部と自社でどう分担するか決める
- 既存顧客から販売する:まずは信頼関係のある既存顧客に提案し、導入事例をつくってから新規開拓に広げる
7.OEMの価格設定の考え方
OEMでは販売価格を自由に決められる分、価格設定が収益を大きく左右します。
| 考え方 | 内容 |
|---|---|
| 競合価格を基準にする | 同じジャンルのサービスの相場を調べ、高すぎない価格帯にする |
| 付加価値で上乗せする | 導入支援・運用レポート・既存サービスとのセットなど、自社ならではの価値を加えて価格に反映する |
| 顧客層の予算に合わせる | 小規模店舗向けなら月額数千円〜数万円など、顧客が払いやすい価格にする |
| 継続率を重視する | 高い価格で短期解約されるより、適正価格で長く使ってもらうほうがLTVは高くなる |
ストック収益の考え方は「ストック収益のつくり方」でも解説しています。
8 - 1.OEMとは何ですか?
代理店ビジネスでは、本部(提供元)が開発・運営するサービスを、自社のサービス名・自社の価格で顧客に提供する仕組みをOEMやホワイトラベルと呼びます。開発や運用は本部が担い、自社は販売と顧客との関係づくりに集中できます。
8 - 2.OEMと通常の代理店の違いは?
通常の代理店は本部のブランド・本部が決めた価格で販売し、販売手数料や継続報酬を得ます。OEMは自社ブランド・自社で決めた価格で販売し、販売価格と卸価格の差額が利益になります。
8 - 3.OEMのメリットは何ですか?
開発コストをかけずに自社商品を持てること、販売価格を自由に設定して利益を設計できること、顧客を自社の顧客として囲い込めること、月額課金でストック収益を積み上げやすいこと、既存サービスとセットで売れることです。
8 - 4.OEMの注意点は?
自社ブランドで提供するため顧客の問い合わせ窓口になることが多い、価格設定が収益を左右する、本部のサービス品質に左右される、最低契約数や初期費用がかかる場合がある、といった点に注意が必要です。
8 - 5.OEMで自社ブランド化しやすい商材は?
MEO・SNS広告・Googleマップ広告などの集客・広告、AIツール、福利厚生・会員優待、電気・ウォーターサーバーなどの生活インフラ、業務SaaSなどがあります。
9.まとめ:OEMなら、開発せずに「自社ブランドの商材」を持てる
OEMは、本部のサービスを自社のサービス名・自社の価格で提供できる仕組みです。開発コストをかけずに自社商品を持て、価格と利益を自分で設計でき、顧客を自社の顧客として囲い込めるため、法人の新規事業やストック収益づくりに最適です。
ビズリサーチには、集客・広告・AI・福利厚生・電気・ウォーターサーバーなど、OEM・自社ブランドで展開できる募集が掲載されています。気になる募集はまとめて無料で資料請求し、条件を比較してみてください。新規事業の全体像は「中小企業の新規事業アイデア15選」も参考にしてください。
■ 参考資料・出典









