補助金を活用して始める新規事業|2026年度の主な補助金と補助金で提案できる代理店商材8選

「新規事業を始めたいが、投資の負担が大きい」「補助金を使って事業を広げられないか」――中小企業の経営者にとって、補助金は新規事業の強い味方です。さらに、補助金は自社の投資だけでなく、顧客への提案材料としても活用できます。
本記事では、補助金を新規事業に活かす2つの方法と、中小企業庁の公募情報をもとに2026年度に公募されている主な補助金を紹介します。あわせて、ビズリサーチ掲載の補助金を提案材料にできる代理店募集8選と、注意点・進め方を解説します。
この記事の結論
補助金は、自社の新規事業の投資負担を減らすだけでなく、顧客の導入負担を減らして自社の売上を伸ばす提案材料にもなります。中小企業庁の公募情報によると、2026年度は新事業進出・ものづくり商業サービス補助金、デジタル化・AI導入補助金2026、中小企業省力化投資補助金、小規模事業者持続化補助金、事業承継・M&A補助金、中小企業成長加速化補助金などの公募が行われています。補助金は審査で採択されて初めて受け取れ、原則として交付決定前に発注した経費は対象外となるため、最新の公募要領を確認し、補助金がなくても成り立つ資金計画にしておくことが大切です。
この記事でわかること
- 補助金を新規事業に活かす2つの方法
- 2026年度に公募されている主な中小企業向け補助金
- 補助金を「提案材料」にして売上を伸ばす方法
- ビズリサーチ掲載の補助金を提案材料にできる代理店募集8選
- 補助金を活用するときの注意点と進め方
目次
- 補助金を新規事業に活かす2つの方法
- 2026年度に公募されている主な中小企業向け補助金
- 方法① 自社の新規事業に補助金を活用する
- 方法② 補助金を「提案材料」にして売上を伸ばす
- ビズリサーチ掲載|補助金を提案材料にできる代理店募集8選
- 1. デジタル化AI補助金×会計ソフト導入支援|補助金でAI・ソフト導入を提案
- 2. サポートAI™|補助金を活用した業務特化AI開発
- 3. AI孔明 on iDX|条件を満たせばデジタル化・AI導入補助金を活用可能
- 4. 配膳ロボット|飲食店の人手不足対策を補助金とあわせて提案
- 5. 住宅用太陽光・蓄電池(SUNSエナジー)|自治体の補助金で実質負担を下げる
- 6. 省エネタイガー|東京都の補助金を活用した太陽光・蓄電池販売
- 7. 健康経営優良法人 認定支援|補助金・入札時の加点につながる認定
- 8. コインランドリー開業支援|補助金・助成金の活用支援も
- 補助金を提案材料にするときの注意点
- 補助金を活用した新規事業の進め方
- 補助金を活用した新規事業に関するよくある質問(FAQ)
- 2026年度に新規事業で使える主な補助金は?
- 補助金を「提案材料」にするとはどういうことですか?
- 代理店ビジネスを始めるのに補助金は必要ですか?
- 補助金を使うときの注意点は?
- 補助金を提案材料にできる商材にはどんなものがありますか?
- まとめ:補助金は「自社の投資」と「顧客への提案」の両方に活かせる
1.補助金を新規事業に活かす2つの方法
補助金と新規事業の関係には、大きく分けて2つの活かし方があります。
| 活かし方 | 内容 | 代表的な補助金 |
|---|---|---|
| ① 自社の新規事業に補助金を使う | 新しい事業の設備投資・システム導入・販路開拓などの費用の一部を、補助金でまかなう | 新事業進出・ものづくり商業サービス補助金、省力化投資補助金、小規模事業者持続化補助金など |
| ② 補助金を「顧客への提案材料」にする | 顧客が補助金を使って導入できる商品・サービスを扱い、導入のハードルを下げて販売する | デジタル化・AI導入補助金、自治体の太陽光・蓄電池補助金など |
ポイント:①は自社の投資負担を減らす方法、②は顧客の負担を減らして自社の売上を伸ばす方法です。代理店ビジネスでは、とくに②の「補助金を提案材料にする」視点が、成約率を高める武器になります。
2.2026年度に公募されている主な中小企業向け補助金
中小企業庁の補助金公募情報によると、2026年度は次のような補助金の公募が行われています(2026年10月時点)。
| 補助金 | 主な目的 | 新規事業との関係 |
|---|---|---|
| 新事業進出・ものづくり商業サービス補助金 | 新市場・高付加価値事業への進出、生産性向上 | 新しい事業のための設備投資などに活用 |
| デジタル化・AI導入補助金2026 | ITツール・AIの導入による業務効率化 | 自社のIT化に加え、ITツールを販売する事業者にとっての提案材料にも |
| 中小企業省力化投資補助金(一般型) | 人手不足に対応する省力化投資 | 省力化設備・システムの導入に活用 |
| 小規模事業者持続化補助金 | 販路開拓・業務効率化 | 小規模事業者の新しい販路づくりに活用 |
| 事業承継・M&A補助金 | 事業承継・M&Aに伴う取り組み | M&Aによる事業の取得・承継に活用 |
| 中小企業成長加速化補助金 | 売上高100億円を目指す中小企業の成長投資 | 大規模な成長投資に活用 |
出典:中小企業庁「補助金公募情報」(2026年10月時点)。公募の時期・要件・補助率・補助上限額は回ごとに異なるため、必ず最新の公募要領をご確認ください。
注意:補助金は、公募要領の要件を満たし、審査で採択されて初めて受け取れます。採択されることを前提に資金計画を立てないこと、原則として交付決定前に発注・契約した経費は対象外となることなどに注意しましょう。
3.方法① 自社の新規事業に補助金を活用する
新規事業に補助金を使う場合、設備や建物、システム、広告など「投資」が必要な新規事業ほど効果が大きくなります。たとえば、次のような新規事業です。
- フランチャイズで店舗型の新規事業を始める:内装・設備などの投資が必要なため、要件に合えば補助金の対象になる可能性がある
- 省力化・無人化の設備を導入する:人手不足に対応する設備投資として、省力化投資補助金などが検討できる
- 新しい販路を開拓する:小規模事業者なら、チラシやWebサイトなど販路開拓の費用に持続化補助金を検討できる
一方、代理店・紹介型の新規事業は初期投資がほとんどかからないため、補助金がなくても始めやすいのが特徴です。投資の大きい新規事業は補助金の活用を検討し、まずは小さく始めたい場合は代理店・紹介型から始める、という使い分けがおすすめです。新規事業の始め方は「中小企業の新規事業アイデア15選」でも解説しています。
4.方法② 補助金を「提案材料」にして売上を伸ばす
顧客が補助金を使って導入できる商品・サービスを扱うと、「実質の負担がこれだけ下がります」という提案ができ、導入のハードルが大きく下がります。
| 補助金 | 提案しやすい商材ジャンル |
|---|---|
| デジタル化・AI導入補助金 | 会計ソフト、AIツール、業務システム、セキュリティ対策 |
| 省力化投資補助金 | 配膳ロボット、省力化設備・システム |
| 自治体の太陽光・蓄電池補助金 | 住宅用太陽光発電、蓄電池 |
| 各種補助金の加点項目 | 健康経営優良法人の認定など |
ビズリサーチに掲載中の募集の中にも、補助金の活用を提案材料にしている商材が多くあります。
5.ビズリサーチ掲載|補助金を提案材料にできる代理店募集8選
| 商材 | 関連する補助金 | 特徴 |
|---|---|---|
| デジタル化AI補助金×会計ソフト導入支援 | デジタル化・AI導入補助金 | 紹介ベースで月2件・1件50万円以上の事例 |
| サポートAI™ | 補助金活用のAI開発 | 紹介10%・販売20% |
| AI孔明 on iDX | デジタル化・AI導入補助金(条件を満たす場合) | 社内データをAIで活用 |
| 配膳ロボット(DFA Robotics) | 補助金活用の提案が可能 | 累計4,700台超の導入実績 |
| 住宅用太陽光・蓄電池(SUNSエナジー) | 自治体の補助金 | 販売1件100万円以上 |
| 省エネタイガー | 東京都の補助金 | 本部がアポイントを提供 |
| 健康経営優良法人 認定支援 | 補助金・入札時の加点 | 認定取得率99.7% |
| コインランドリー開業支援 | 補助金・助成金の活用支援 | 加盟金・ロイヤリティ0円 |
5 - 1.1. デジタル化AI補助金×会計ソフト導入支援|補助金でAI・ソフト導入を提案
「デジタル化AI補助金」を活用して、企業の課題に合ったAIシステム・ソフトウェアの導入を支援するサービスの紹介代理店です。補助率は通常枠で1/2以内(一定の要件で2/3以内)、補助額は5万円〜450万円(募集ページ記載)。通信関連の営業会社が「補助金を活用したAI導入」という切り口で、紹介ベースで月2件・1件あたり50万円以上の収益につなげた事例があります。
| 募集企業 | ASH株式会社 |
|---|---|
| 契約タイプ | 代理店・紹介店 |
| 募集対象 | 個人事業主・法人どちらも |
| 募集エリア | 全国 |
| 初期費用 | なし |
5 - 2.2. サポートAI™|補助金を活用した業務特化AI開発
士業・建設・運送・不動産など9業種向けに、業務単位でAIを開発するサービスです。39.9万円〜の買い切り型で、補助金の活用を前提とした提案ができます。報酬は紹介型で受注金額の10%、販売型で20%です。
| 募集企業 | トリプルナイン株式会社 |
|---|---|
| 契約タイプ | 代理店 |
| 募集対象 | 個人事業主・法人どちらも |
| 募集エリア | 全国 |
| 初期費用 | 0円(ノルマなし) |
5 - 3.3. AI孔明 on iDX|条件を満たせばデジタル化・AI導入補助金を活用可能
社内の資料や情報を検索・要約・比較・共有できる法人向けのAIナレッジ基盤です。2週間の無料トライアルがあり、条件を満たす企業ではデジタル化・AI導入補助金2026を活用できるケースもあります(募集ページ記載)。
| 募集企業 | AIデータ株式会社 |
|---|---|
| 契約タイプ | 代理店 |
| 募集対象 | 個人事業主・法人どちらも |
| 募集エリア | 全国 |
| 初期費用 | 0円 |
5 - 4.4. 配膳ロボット|飲食店の人手不足対策を補助金とあわせて提案
累計4,700台超の導入実績、全国160拠点超の保守ネットワークを持つ配膳ロボットの販売代理店です。補助金活用の提案も可能で、POSレジやモバイルオーダーを扱う代理店が多店舗チェーンへの導入につなげた事例があります。
| 募集企業 | 株式会社DFA Robotics |
|---|---|
| 契約タイプ | 代理店・紹介店 |
| 募集対象 | 個人事業主・法人どちらも |
| 募集エリア | 全国 |
| 初期費用 | 設備投資・在庫リスクなし |
5 - 5.5. 住宅用太陽光・蓄電池(SUNSエナジー)|自治体の補助金で実質負担を下げる
住宅向けの太陽光発電・蓄電池・オール電化を提案する代理店です。自治体の補助金を活用すると、お客様の実質負担を抑えた提案ができます。報酬は販売代理店で1件100万円以上、紹介代理店で契約金額の10%です。
| 募集企業 | SUNSエナジー株式会社 |
|---|---|
| 契約タイプ | 代理店・紹介店 |
| 募集対象 | 個人事業主・法人どちらも |
| 募集エリア | 関東、東海、関西 |
| 報酬 | 販売:1件100万円以上/紹介:契約金額の10% |
5 - 6.6. 省エネタイガー|東京都の補助金を活用した太陽光・蓄電池販売
本部がアポイントを提供する太陽光・蓄電池の販売代理店です。東京都で補助金を活用したモデルケースでは、製品代400万円に対して補助金360万円で自己負担約40万円前後、成約率35〜40%を想定しています(募集ページ記載のモデルケース・想定値)。
| 募集企業 | 株式会社PFA |
|---|---|
| 契約タイプ | 代理店・業務委託 |
| 募集対象 | 個人事業主・法人どちらも |
| 募集エリア | 関東 |
| 報酬 | 営業粗利の10%〜最大20% |
5 - 7.7. 健康経営優良法人 認定支援|補助金・入札時の加点につながる認定
健康経営優良法人の認定取得を支援するサービスの代理店です。認定は採用力の向上や金融機関からの評価に加え、補助金・入札時の加点など経営面の実利があり、補助金の申請を考えている企業に提案しやすい商材です。
| 募集企業 | 株式会社NextArc |
|---|---|
| 契約タイプ | 代理店 |
| 募集対象 | 個人事業主・法人どちらも |
| 募集エリア | 全国 |
| 初期費用 | なし |
5 - 8.8. コインランドリー開業支援|補助金・助成金の活用支援も
出店相談から資金計画、オープン後のメンテナンスまでをワンストップで支援するコインランドリー開業支援です。加盟金・ロイヤリティは0円で、補助金・助成金の活用支援も行っています。土地や空き店舗を活かした新規事業として検討できます。
| 募集企業 | 株式会社 せんたくウサギチェーン |
|---|---|
| 契約タイプ | 代理店・フランチャイズ |
| 募集対象 | 個人事業主・法人どちらも |
| 募集エリア | 全国 |
| 開業資金の目安 | 1,000万円〜 |
6.補助金を提案材料にするときの注意点
- 「必ずもらえる」と言わない:補助金は審査があり、採択されない場合もある。採択を前提とした説明は避ける
- 要件・スケジュールを正確に伝える:公募期間、対象経費、補助率は回ごとに変わるため、最新の公募要領を確認する
- 交付決定前の発注に注意する:原則として交付決定前に契約・発注した経費は対象外になる
- 申請支援の体制を確認する:本部や支援事業者が申請をどこまでサポートするかを確認する
- 不正受給に関わらない:実態と異なる申請や、キックバックを前提とした提案などは絶対に行わない
7.補助金を活用した新規事業の進め方
- 新規事業の目的と投資額を整理する:大きな投資が必要か、代理店・紹介型で小さく始められるかを判断する
- 使える補助金を調べる:中小企業庁の公募情報や、認定支援機関・商工会議所などで最新の制度を確認する
- 事業計画をつくる:補助金の審査では、事業の実現性・収益性が問われるため、計画を具体的にする
- 補助金がなくても成り立つかを確認する:不採択でも事業を続けられる資金計画にしておく
- 顧客向けの提案にも補助金を活かす:自社が扱う商材に補助金の対象となるものがあれば、提案材料として活用する
補助金の制度については「新規事業向け補助金一覧」「新規事業の補助金活用ガイド」もあわせてご覧ください。
8 - 1.2026年度に新規事業で使える主な補助金は?
中小企業庁の公募情報では、新事業進出・ものづくり商業サービス補助金、デジタル化・AI導入補助金2026、中小企業省力化投資補助金、小規模事業者持続化補助金、事業承継・M&A補助金、中小企業成長加速化補助金などの公募が行われています(2026年10月時点)。要件や補助率は回ごとに異なるため、最新の公募要領を確認してください。
8 - 2.補助金を「提案材料」にするとはどういうことですか?
顧客が補助金を使って導入できる商品・サービスを扱い、「実質の負担がこれだけ下がります」と提案することです。デジタル化・AI導入補助金を使えるITツールや、自治体の補助金を使える太陽光・蓄電池などがあります。
8 - 3.代理店ビジネスを始めるのに補助金は必要ですか?
代理店・紹介型の新規事業は初期投資がほとんどかからないため、補助金がなくても始めやすいのが特徴です。設備や店舗への投資が必要なフランチャイズなどでは、要件に合えば補助金の活用を検討できます。
8 - 4.補助金を使うときの注意点は?
補助金は審査で採択されて初めて受け取れるため、採択を前提とした資金計画は避けましょう。原則として交付決定前に契約・発注した経費は対象外です。顧客に提案する際も「必ずもらえる」とは言わないことが大切です。
8 - 5.補助金を提案材料にできる商材にはどんなものがありますか?
ビズリサーチ掲載の募集では、デジタル化AI補助金を活用したAI・会計ソフト導入支援、補助金活用のAI開発、配膳ロボット、住宅用太陽光・蓄電池、健康経営優良法人の認定支援などがあります。







