代理店の手数料・報酬相場|ジャンル別の目安とショット型・ストック型の違い【2026年最新】

「代理店になったら、1件あたりいくらもらえるのか」「この報酬は高いのか安いのか」――代理店募集を比較するとき、多くの事業者が気になるのが手数料(報酬)の相場です。
本記事では、事業者限定の代理店・FC募集サイト「ビズリサーチ」に掲載中の代理店募集の公開データをもとに、代理店の手数料の4つのモデルとジャンル別の報酬相場を解説します。ショット型とストック型の違い、紹介型と販売代理店型の違い、手数料以外に確認すべき条件まで紹介します。
この記事でわかること
- 代理店の手数料(報酬)の4つのモデル
- 通信・電気・Web集客・SaaSなど9ジャンル別の報酬相場と具体例
- ショット型とストック型、紹介型と販売代理店型の違い
- 手数料以外に確認すべき5つの条件
- 手数料相場から見る代理店商材の選び方
この記事の結論
代理店の手数料(報酬)は、①成約1件ごとの固定額(ショット型)、②売上・契約金額の◯%(料率型)、③月額料金の◯%(継続報酬・ストック型)、④仕入れ値と販売価格の差額(販売差益型)の4つのモデルに分かれます。ビズリサーチ掲載中の代理店募集の公開例では、光回線は1契約数万〜9万円、Web集客やSaaSは紹介で10〜30%・販売で20〜40%、継続報酬は月額の10〜20%前後、太陽光は契約金額の10%前後が目安です。掲載中の代理店募集の約49%に継続報酬があります。報酬額だけでなく、発生条件・支払いサイト・戻入・継続期間まで確認して選びましょう。
目次
- 代理店の手数料(報酬)とは?主な4つの報酬モデル
- 【ジャンル別】代理店の手数料・報酬相場
- ショット型とストック型、どちらを選ぶべき?
- 紹介型と販売代理店型の報酬の違い
- 手数料以外に必ず確認したい5つの条件
- 手数料相場から見る代理店商材の選び方
- 代理店の手数料・報酬相場に関するよくある質問(FAQ)
- 代理店の手数料の相場はどのくらいですか?
- ショット型とストック型はどちらが良いですか?
- 紹介型と販売代理店型で報酬はどれくらい違いますか?
- 継続報酬(ストック型)がある代理店募集はどのくらいありますか?
- 手数料以外に確認すべきことは?
- 手数料が高い商材ほど良いのですか?
- まとめ|手数料は「相場」と「条件」の両方で判断しよう
1.代理店の手数料(報酬)とは?主な4つの報酬モデル
代理店の手数料(報酬)とは、代理店が本部の商品・サービスを販売・紹介し、成約したときに本部から受け取る対価のことです。報酬の決まり方は大きく4つのモデルに分かれます。
| 報酬モデル | 仕組み | 代表的な商材 |
|---|---|---|
| ① 成約1件ごとの固定額(ショット型) | 1件成約するごとに決まった金額を受け取る | 光回線、ガスの切り替え、店舗向けサービスの導入など |
| ② 売上・契約金額の◯%(料率型) | 成約金額や受注額に対して一定の割合を受け取る | SaaS・AIツール、Web集客、太陽光、紹介案件など |
| ③ 月額料金の◯%(継続報酬・ストック型) | 顧客が契約を続ける限り、月額料金の一定割合を毎月受け取る | Web集客、福利厚生、電力、営業支援ツールなど |
| ④ 仕入れ値と販売価格の差額(販売差益型・OEM) | 本部から卸値で仕入れ、自社で決めた価格で販売した差額が利益 | 美容機器、設備機器、OEMサービスなど |
実際には、「成約時のショット報酬+毎月の継続報酬」のように複数を組み合わせる募集も多くあります。ビズリサーチに掲載中の代理店募集170件では、約49%に継続報酬(ストック型)があります(2026年10月時点)。
2.【ジャンル別】代理店の手数料・報酬相場
ビズリサーチに掲載中の代理店募集のうち、報酬の目安を公開している募集をもとに、ジャンル別の相場をまとめました(2026年10月時点の掲載情報)。報酬は契約形態(紹介か販売か)や実績によって変わるため、目安としてご覧ください。
| ジャンル | 報酬の目安(公開例) | 主なモデル |
|---|---|---|
| 通信・光回線 | 1契約あたり数万円〜9万円程度 | ショット型 |
| 電気・ガス | ガスはショット報酬、電気は継続報酬が中心。太陽光・蓄電池は契約金額の10%前後(1件30万〜50万円の例も) | ショット+ストック |
| Web集客・MEO・広告 | 紹介で月額・初期費用の20〜30%、販売で最大40%、継続報酬は月額の10%前後 | 料率型・ストック型 |
| AI・SaaS・業務効率化 | 紹介10%〜販売20〜25%、継続報酬10〜20%(実績で段階的に上昇する例も) | 料率型・ストック型 |
| 店舗DX・決済・デリバリー | アポ獲得で5,000円、成約で7.5万円前後、または月額の20% | ショット+ストック |
| 人材・福利厚生 | 入金額の20%、販売額の50%(紹介料)、受注額の20%の継続報酬など | 料率型・ストック型 |
| シニア・介護関連 | 紹介1件7万〜30万円以上、生活支援1回1.5万円 | ショット型 |
| 住宅・不動産・紹介案件 | 施工金額の5%、契約金額の10%、取引額の1%の継続報酬など | 料率型 |
| 美容機器・設備機器(物販) | 卸値と販売価格の差額(例:定価の45〜55%) | 販売差益型 |
※各ジャンルの代表的な公開例をもとにした目安です。実際の条件は募集ごとに異なるため、資料で必ずご確認ください。
2 - 1.公開されている報酬の具体例
- 外国人向け光回線:1契約あたり9万円の代理店手数料(ショット型)
- AI店舗集客ツール「アツマルAI」:成約1件で5万円(1媒体プラン)または8.5万円(全媒体プラン)
- MEO対策「MEO GENIUS」:初期費用+月額費用の最大40%(トスアップでも30%)
- サジェスト対策:紹介パートナーは初期費用または月額費用の20%
- AI電話「SmartCall」:継続報酬は実績に応じて10%・15%・20%
- DX人材育成「MENTER」:受注額の20%が契約期間中継続
- 住宅用太陽光・蓄電池:契約金額の10%(公開モデルで1件30万〜50万円)
- 身元引受サービス:紹介1件あたり約7万〜30万円以上
- 水産物の販路開拓:取引が続く限り売上の1%を継続報酬
- スカルプケアデバイス「iHelmet」:販売は卸掛け率45〜55%、紹介は成約金額の10%
※2026年10月時点のビズリサーチ掲載情報より。
3.ショット型とストック型、どちらを選ぶべき?
| 比較項目 | ショット型(フロー) | ストック型(継続報酬) |
|---|---|---|
| 報酬の入り方 | 成約時に一度だけ | 契約が続く限り毎月 |
| 1件あたりの金額 | 大きい(数万〜数十万円) | 小さい(月額の10〜30%程度) |
| 収益の安定性 | 毎月の成約数で変動する | 契約数が積み上がるほど安定する |
| 向いている事業者 | 早く収益化したい、営業力がある | 長期的な収益の柱をつくりたい |
| 注意点 | 成約が止まると収入も止まる | 立ち上がりに時間がかかる、解約で減る |
おすすめは、ショット型で早期に収益を確保しながら、ストック型で継続収入を積み上げる組み合わせです。たとえば電気・ガスの切り替え商材では、ガスのショット報酬と電気の継続報酬を同時に得られる募集もあります。ストック型の詳しい選び方は「ストック型の代理店商材とは?」で解説しています。
4.紹介型と販売代理店型の報酬の違い
同じ商材でも、どこまで関わるかで報酬は変わります。見込み客を本部に紹介するだけの「紹介型(取次)」は、商談や契約を本部が担うぶん報酬は低めで、提案からクロージングまで担う「販売代理店型」は報酬が高めに設定されるのが一般的です。
| 項目 | 紹介型(取次) | 販売代理店型 |
|---|---|---|
| 役割 | 見込み客の紹介・アポイント獲得 | 提案・クロージング・契約手続き |
| 報酬の目安(料率型の例) | 10〜20%前後 | 20〜40%前後 |
| 必要な知識・体制 | 少ない | 商材知識と営業体制が必要 |
| 向いている事業者 | 本業が忙しい、既存顧客が多い | 専任の営業担当がいる |
まずは紹介型で商材の反応を確かめ、手応えがあれば販売代理店型に切り替える、という段階的な進め方もおすすめです。
5.手数料以外に必ず確認したい5つの条件
- 報酬の発生条件:申込時・開通時・入金時など、いつ成果とみなされるか
- 支払いサイト:成果確定から何か月後に支払われるか
- 戻入(れいにゅう):顧客が短期解約したときに報酬を返金する条件と期間
- 継続報酬の期間:契約が続く限りか、一定期間(例:12か月)までか
- 初期費用・月額費用:加盟金・研修費・システム利用料などがかかるか
見かけの報酬単価が高くても、戻入の条件が厳しかったり、支払いまでの期間が長かったりすると、実際の手取りや資金繰りは大きく変わります。戻入については「代理店の戻入とは?起きる仕組みと戻入リスクが低い商材の選び方」をご覧ください。
6.手数料相場から見る代理店商材の選び方
① 自社の顧客単価と相性の良い報酬モデルを選ぶ
法人顧客が多く、1件の取引が大きい事業者なら料率型・高単価の商材、一般家庭や店舗を数多く回る事業者ならショット型の商材が向いています。
② 「報酬×成約しやすさ」で比べる
報酬が高い商材ほど成約の難易度も高い傾向があります。既存顧客にすぐ提案できるか、無料トライアルなど提案のきっかけがあるかを含めて比べましょう。
③ 複数の募集を同じ条件で比べる
同じジャンルでも、報酬や戻入の条件は本部によって大きく異なります。資料を複数取り寄せ、報酬・費用・戻入・支払いサイトを一覧にして比べるのが確実です。
▶ 掲載中の募集を一覧で探す
- 代理店募集一覧(ジャンル別・報酬タイプ別)|掲載中の代理店募集をジャンル別にまとめて比較
7 - 1.代理店の手数料の相場はどのくらいですか?
ジャンルによって異なります。ビズリサーチ掲載中の公開例では、光回線は1契約数万〜9万円、Web集客・SaaSは紹介で10〜30%・販売で20〜40%、継続報酬は月額の10〜20%前後、太陽光は契約金額の10%前後(1件30万〜50万円の例も)が目安です(2026年10月時点)。
7 - 2.ショット型とストック型はどちらが良いですか?
早く収益化したいならショット型、長期的に安定した収益をつくりたいならストック型が向いています。両方を組み合わせ、ショット報酬で早期に収益を得ながら継続報酬を積み上げるのがおすすめです。
7 - 3.紹介型と販売代理店型で報酬はどれくらい違いますか?
料率型の例では、紹介型(取次)は10〜20%前後、提案からクロージングまで担う販売代理店型は20〜40%前後が目安です。関わる範囲が広いほど報酬は高くなります。
7 - 6.手数料が高い商材ほど良いのですか?
報酬が高い商材ほど成約の難易度が高い傾向があります。既存顧客にすぐ提案できるか、無料トライアルなど提案のきっかけがあるかを含めて、「報酬×成約しやすさ」で比べることが大切です。